順 | 名前 | 守備 | 安打 | 打点 |
1 | 池田 | 8 | 5-2 | 1 |
2 | 青木 | 4 | 3-1 | 0 |
3 | 足利 | 7 | 3-0 | 0 |
4 | 澤田祐 | 3 | 4-2 | 1 |
谷田 | 8ゥ→PR | |||
中村 | 9ォ→3 | |||
5 | 大崎 | 7 | 4-1 | 1 |
6 | 田尻 | DH | 3-0 | 1 |
7 | 本田 | 5 | 4-1 | 0 |
8 | 大塚 | 2 | 5-2 | 1 |
9 | 上野 | 6 | 3-1 | 0 |
亀山 | 9ォ→6 |
二塁打 | 三塁打 | 本塁打 |
澤田祐 |
名前 | 回数 | 被安 | 四死 | 奪三 | 失点 | 自責 |
大森 | 9 | 8 | 5 | 8 | 5 | 5 |
11月4日 | 大同大学元浜G |
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 計 | |
名市大 | 1 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 3 | 5 |
名工大 | 0 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 | 0 | 1 | X | 6 |
戦評:中村 義輝
天候に恵まれず,8度の順延を経てようやく迎えた秋季リーグ最終戦.この試合をもって,4年生は引退,そしてチームも世代交代となる.有終の美を飾るべく,負けられない一戦となった.9:57 試合開始
○1回表 0-0
名工大の先発は,エース・大森(4年).大学最終登板となったその立ち上がり,いきなり一死2.3塁のピンチを背負い,4番打者の左犠飛で1点を失う.しかし後続を三振に仕留め,最少失点で初回を切り抜ける.
○2回ウラ 0-1
追いつきたい名工大は,四球とヒットなどで一死2.3塁のチャンスを作ると,8番・大塚(3年)がライト前にタイムリーヒットを放ち,同点とする.
○4回ウラ 1-1
一死から8番・大塚,9番・上野(2年)の連打で一死1.2塁とすると,1番・池田(3年)がセンター前タイムリーヒットを放ち,勝ち越しに成功する.
○5回表 2-1
直後の回,先頭打者を四球で出塁させると,ここで牽制悪送球が絡む.その後一死3塁となり,2番打者にライト前タイムリーヒットを許し,同点に追いつかれる.
○6回ウラ 2-2
リードを奪いたい名工大は,相手のミスに乗じ,一死満塁のチャンスを迎える.ここで4番・澤田祐(3年),5番・大崎(3年)が連続タイムリーヒット,さらに続く6番・田尻(3年)が中犠飛を放ち,3点を勝ち越す.
○8回表 5-2
先発の大森は,投球数が100球を越えたにもかかわらず,抜群の球威・コントロールを見せる.この回,相手クリーンアップを三者連続三振に打ち取り,完投に向け最後のギアを上げる.
○8回ウラ 5-2
何とか1点でも多く大森を援護したい名工大は,この回先頭の4番・澤田祐がライトフェンス直撃のツーベースヒットを放つ.その後,一死3塁から相手の暴投により,貴重な追加点を挙げる.
○9回表 6-2
最終回のマウンドにも上がった大森は,味方のエラーなどで一死満塁のピンチを背負う.ここで1番打者にライト前2点タイムリーヒット,続く2番打者に中犠飛を許し,1点差まで追い上げられる.その後,二死2.3塁と絶体絶命の場面を迎えたが,4番打者を一塁ゴロに打ち取りゲームセット.6-5で辛くも逃げきり,最終戦を白星で締めくくった.先発大森は,146球の熱投で見事な完投勝利.自身の最終登板に自ら花を添えた.
この試合をもって,我々名工大は3勝5敗(三部Aリーグ4位)という成績で秋季リーグを終えた.目標である二部昇格には遠く及ばず,非常に悔しい結果となった.投打ともに戦力も整い,自信をもってこの秋季リーグに臨んだだけに,この結果に対するショックも大きい.―何が足りなかったのか.僕は,個人の技量ひいては個人の練習量だと考える.
名工大野球部は僕ら3年生の代から部員も増加し,今では30人を超えるチームとなった.しかし国立大学である以上,当然勉学にも励まなければならず,全体での練習時間はそう多く確保できない.さらに,選手の増加はチームの活性化を生んだ反面,一人当たりの練習時間を低下させてしまった.
こういった状況でも,勝つためには自分たちの技術を向上させていかなければならない.いまチームに一番必要なのは,主体性をもって練習に取り組む姿勢だ.与えられた練習をただこなしていくような受動的な姿勢で野球に取り組んでいても,正直何も変わらない.今の自分には何が足りないのか,どんな練習をすべきなのか.まずはそこを自分で考え,自分で時間を生み出して,そしてひたむきに鍛錬を重ねる.勝つためには,各個人がその積み重ねをしていくしかないと僕は思う.本気で二部を目指すなら,今期の悔しさを糧にして,本気で,そして主体性をもって日々の練習に取り組んでほしい.名工大ならできるはずだ.そんな思いを込めて,新チームにバトンを渡したいと思う.
―最後に.1年間主将を務めさせてもらいながら、けがで戦力になれず,チームをグラウンドから引っ張ることができなかったことを本当に申し訳なく思っている.これは僕のわがままかもしれないが,もう一度このメンバーでリベンジして,監督を胴上げしたい.もう一度このメンバーでリベンジして,いつも熱心に応援してくださっている保護者の方々やOBの方々の前で,二部昇格を成し遂げたい.そのために,けがを治してもう一度0から頑張って,最後の一年をやり切る.このままじゃ終われない.13年間もやってきた野球,やっぱり最後は勝って終わりたい.