戦評:宮腰 晃輔
どんよりとした曇り空、少し肌寒いくらいの天候でも、ソフトボール、陸上、ラクロスそしてフットサルに励む学生達でにぎにぎしく、活気を感じる日曜日の愛知教育大学グラウンド。予定より少し早い12:42 より名工大(3塁側)対南山大(1塁側)の春季リーグ第2戦が始められた。
[1回表]先攻め名工は2死から3番岡部が三遊間へ内野安打を放つも盗塁死。
[1回ウラ]名工大先発は約1か月ぶりの登板となる宮腰。3番打者に左中間へ2塁打を許すも無失点。
[2回表]加納、山口がそれぞれ出塁し盗塁、暴投などで1死1、3塁。ここで今日スタメンの期待の新人、足利が打席に。盗塁で2,3塁となった5球目、カウント2ストライク2ボールから中前適時打。2点を獲る。
[2回ウラ]援護を受けて2イニング目、2死1塁から8,9番へ連続で四球を与えてしまう。勢いのある次の1番打者に不用意に投じた真ん中低めのフォーシームが右翼スタンドへ運ばれ4失点。(筆者はこの回について大変反省しております。)
[3回表]この回四死球で2人走者が出るも無得点。
[3回ウラ]無失点。
[4回表]この回1死無走者から熊田の左翼本塁打で1点。次の山口が単打で出塁し、打席には再び足利。ボール3から振りぬいた打球は左翼手の頭上を大きく越えてスタンドへ。さらに2点を追加し、逆転に成功する。
[4回ウラ]走者を出しながらも無失点で切り抜ける。
[5回表]先頭打者飯吉が出塁、犠打で送り、好機を作る。2四球、単打で1点を加え、2死満塁。ここで足利。南山さんはここで左投手に交代する。結局四球となり押し出しで1点追加。続く浮田は中飛に倒れ攻守交代。
[5回ウラ]落球の多いイニングだったが、無失点。3点差を守って整備に入る。
[6回表]先頭打者の中村(自)が出塁するも後続が倒れ無得点。
[6回ウラ]本塁打を打たれた打者にはギアが上がりました(本人談)。無失点。
[7回表]左投手に換わってから打線は沈黙。
[7回ウラ]調子が上がってきました(本人談)。無失点。
[8回表]4四死球、セーフティバントを絡めて2得点。
[8回ウラ]最後の打者を三振で獲れてよかった(本人談)。無失点。
[9回表]送って1死2,3塁。3塁走者の谷田は捕手が横に逸らすのをみるや、飛び出てしまう。Rundown playになるが粘り3塁へ戻る。2塁走者の中村(義)が2塁へ帰塁する。2塁近辺にいた選手に送球されるのを確認し、谷田が再スタートを切る。慌てて本塁へ送球するも逸れ、生還。 こう書くと好走塁のようだが、ただの暴走である。
なおも得点を重ね打順は一巡し、中村(義)の三振でこの回は終える。5得点。
[9回ウラ]10点リードのマウンドには新人、吉田(圭)。緊張からか球が上ずるが被安打2、与四球1、失点2、奪三振2という結果だった。試合終了。このときグラウンドにいたのは野球部ばかりであった。
新戦力の台頭が顕著となった試合であった。特に足利は攻守に活躍した。捕手の大塚にも期待が掛かる。今年度はすでに10名が入部しており(4/19現在)、期待させてくれる選手ばかりだ。
開幕3連勝ではあるが、学泉も3連勝。学泉の主戦は無失点であることなどを鑑みれば内容に差があることは明らかである。点数は獲っているのにコールドゲームにできていないこともものたりない。翌週の名外戦ではここまでの課題を改善できるように取り組むべきだろう。