戦評:井田 寛人
名外大戦から空き週をはさみ迎えた南山大学との一戦。今季二勝目を狙う名工大はエース大森が先発。
初回、先攻の南山大学一番にいきなりライトへのヒットを浴びると、続く二番には送りバント、三番には内野安打を決められ一死1・3塁のピンチを招く。ここで相手四番にライトへ犠牲フライを打たれ早々と先制点を許してしまう。すぐさま反撃に出たい名工大だったが、一番から三番まですべてセカンドゴロに打ち取られてしまう。
二回裏、四番加納のチーム初ヒットとなる2ベースでチャンスを作るも無得点に終わる。
6回表、二回以降立ち直った投球を見せていた大森だったが、この回先頭の四番をヒットで出すと、五番にはレフトへのホームランを打たれ追加点を与えてしまう。その裏三点差を追いかける名工大は九番中村が死球で出塁すると後続も続き、無死満塁とする。ここで迎えるは三番岡部からのクリーンナップ。三番岡部、四番加納、五番熊田の3連続タイムリーでこの回一挙5点をあげ、クリーンナップが見事期待にこたえる形になった。
7回裏にも熊田の2ベースなどで計4点を奪い南山を突き放す。
先発の大森は後半、点を取られる場面があったものの九回の表を0で抑え見事完投、136球の熱投であった。
名工大野球部は先々週に続き今季二勝目をあげた。