戦評:水谷 大輔
2015年度最後の試合。相手は走攻走バランスの取れた愛教大。新チームになっ
て初めての実戦である。何とか勝利をつかみ来年につなげたい試合である。
試合はロースコアで進み、序盤は投手戦であった。試合が動いたのは4回
裏の愛教大の攻撃。吉田が2死2,3塁とピンチを招き、センター前タイムリーを
浴び、愛教大に2点を先制される。その後は水谷琢→大崎と継投し、最終的に
強打の愛教大打線を3失点に抑えた。大きなエラーもなく、四死球も1つだけ
で、守備面においては安定していた。
攻撃面においては、終盤打線がつながり、8回には集中打で一気に逆転し
た。6番大崎は広角なバッティングで3安打2打点と存在感を示した。名工大
は9回にも2点を追加し、強豪愛教大に6対3で勝利を収めた。
試合を振り返ってみると、守備からリズムを作れたのが大きかった。試合の
序盤は得点できず、先制もされて愛教大ペースであったが、そこで崩れること
なく持ちこたえたのが終盤の逆転につながった。名工大は投手を中心に守備か
らゲームを作るチームであり、まさにそれができた理想的な勝利であった。こ
れからは秋季練習に入るが、守備のうまい4年生がぬけてしまったので、守備
を大事に練習しなければならない。