戦評: 森谷 祥貴
雨の影響で1週間ずれこんだ南山大学戦2試合目。優勝するためには勝って順位決定戦にまわるしかない名工大。先発はこの試合で投手の引退がささやかれている(?)森谷。何故中村自由ではないかはあえて触れないでおこう。
1回表、先頭狩野が中前安打で出塁し、リーグ戦8試合で13個目の盗塁を決める。無死2塁となったが二番森谷が右飛、三番加納四球のあと四番吉田(怜)が初球を叩き、4-6-3のダブルプレーでこの回を終える。1回裏、名工大の先発森谷は、先頭を投ゴロ、続く打者も緩い投直、空三振に抑え危なげないピッチングで1回表裏を終える。この回13球。
2回表、この回先頭の五番吉田(和)は三ゴロに倒れるも次打者飯吉がファーストへの内野安打で出塁し、続く市川がきっちりと送りバントを決め二死2塁とチャンスを作る。ここで打席には一年生ながらここまで打率.545と打ちまくっている熊田。しかし右飛に終わり、この回を終える。2回裏、投ゴロ、三邪飛と簡単に打ち取るも六番打者にスライダーを拾われ左前安打、さらに盗塁され二死2塁となる。しかしB3S2からの六球目を三ゴロに打ち取り無失点に抑える。この回15球。
3回表、先頭九番松本一ゴロのあと、狩野が2打席連続の中前安打で出塁する。しかし、続く森谷は中飛、さらに加納の打席で一塁走者狩野が盗塁死し、この回を終える。3回裏、八番、九番を一ゴロ、二ゴロと打ち取るが一番に四球を与えてしまう。しかし後続を左飛に抑えこの回を終える。この回16球。
4回表、この回先頭の三番加納が中前安打で出塁するも四番吉田(怜)の三球目のエンドランが遊直となり当然加納は戻りきれず、この日二つ目の併殺となる。続く吉田(和)は一ゴロに倒れ、7球でこの回を終える。4回裏、この回は三番からの嫌な打順であったが、二ゴロ、一ゴロ、左飛に抑えこの回を終える。この回11球。
5回表、先頭の六番飯吉が2打席連続安打となる左前安打で出塁し、続く市川も2打席連続となる犠打で一死2塁
とチャンスを作る。さらに、熊田も左前安打を打ち一死1、3塁となる。打席には九番松本。B1S1からの三球目、見事スクイズを成功し、待望の先制点を挙げる。(投手前に転がった球を本塁に投げるもセーフ、松本はそのまま一塁に残る。)一死1、2塁とチャンスなのでさらに畳み掛けていきたかったが、狩野、森谷ともに中飛に倒れこの回を終える。5回裏、点を取った直後なのでちゃんと抑えたかったが、先頭の六番打者を二失で出塁させてしまう。(ヒットっぽかった。)しかし、次打者を4-6-3の併殺に打ち取り、続く八番打者もライトへの超大飛球であったが吉田(和)が好捕し、この回無失点で前半戦1-0というスコアで整備を迎える。この回6球、ここまで61球。
6回表、三番加納
が2打席連続安打となる左前安打で出塁し、続く吉田(怜)も左前安打で続く。しかし五番吉田(和)は今度は大飛球をとられ、左飛。さらに飯吉は右飛、市川は遊ゴロに打ち取られ追加点を挙げられずに終わる。6回裏、先頭を四球で出してしまう。さらに続く一番打者の初球でエンドランがかけられる。…が、ちょうど二塁ベース横に打球がいき、運良く6-4-3の併殺に打ち取る。続く二番には粘られ9球投げさせられるも二飛に打ち取り、この回を終える。この回15球。
7回表、この回は熊田、松本、狩野が三邪飛、中飛、空三振に打ち取られ無得点で終わる。7回裏、先頭の三番に追い込みながら死球を与えてしまう。これで3イニング連続先頭出塁となる。四番にはセンターへのポテンヒッ
トを打たれてしまう。…悪い流れである。続く打者に犠打を決められ、一死2、3塁となる。続く六番の打球は三ゴロ。しかし、本塁ではなく一塁に投げ、一点を失う。…あの場面ならたとえセーフになっても本塁に投げるべきかな。二死3塁となり、七番打者を迎える。B1S1からの三球目、甘く入った球を一二塁間に打たれ、二点目を失う。しかし、後続は一ゴロに抑えこの回を終える。この回16球、合計92球。
スコアは1-2となり、まずは同点に追いつきたい名工大は8回、先頭の森谷がリーグ戦8個目の四球を選び、さらに加納の一ゴロで一塁手がはじき森谷は2塁へ進む。(加納はアウト。)続く四番吉田(怜)は一ゴロに倒れ、二死3塁となる。打席には吉田(和)。しかし遊ゴロに倒れ、
無得点でこの回を終える。8回裏、森谷は二塁手へ交代しマウンドには茅野があがる。ここまでのリーグ戦で11回2/3無失点、防御率0.00と抜群の安定感をほこっている。しかし、先頭九番にいきなり四球を与えてしまうと続く一番にも四球、さらに犠打で一死2、3塁とすぐさまピンチを迎える。打席にはこれまで無安打の三番打者。しかしB0S1からの二球目が甘く入り、走者一掃の中越二塁打を打たれてしまう。茅野は最終戦でこのリーグ戦初失点となる。続く四番、五番は二ゴロ、一ゴロに抑え、この回を終える。
9回表、先頭はこの日二安打を打っている飯吉から。しかし、二ゴロとなる。続く七番には先程のイニングから代わって出ている茅野。一球も振らずストレートの四球で出塁
し、さらに熊田の三ゴロで二死2塁となる。ここで九番松本が一二塁間に右前安打を放ち、一点を返す。しかし、狩野が三ゴロに打ち取られ、ゲームセットとなる。
これでリーグ戦は終わりましたが、新人戦、東海地区国立大学体育大会などが夏前にあるので頑張っていきましょう。特に、1、2年生はアピールするチャンスだと思うので積極的に自己アピールしていきましょう。そして、僕自身最後の大会となる秋季リーグ戦では優勝しましょうね。 最後に、リーグ戦期間中たくさんの応援・ご支援ありがとうございました。秋季リーグ戦に向けて努力してまいりますので、これからも引き続き応援よろしくお願いいたします。