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名前 守備 安打 打点
狩野 3−1
  田口 6ォ→8  −   − 
森谷
8ォ→1
4−1
渡邉 2−1
  高田 5ォ→7 1−0
  茅野 6ォ→2 1−0
吉田怜 3−1
  永尾 5ォ→3 1−0
  來山 9ォ→3  −   − 
吉田和
6ォ→1
4−2
  浮田 8ォ→4  −   − 
市川 3−0
  西村 7ォ→5  −   − 
谷村 3−2
  新山 6ォ→7 1−0
  前本 9ォ→7  −   − 
本多 DH 1−0
  飯吉 4ォ→1
6ォ→9
2−1
松本 2−0
  加納 6ォ→6 2−0


名前 回数 被安 四死 奪三 失点 自責
中村
飯吉
吉田和
森谷
8月28日 平島球場


1 2 3 4 5 6 7 8 9
名市大 11
名工大 × 11

戦評: 高田 大裕 

厳しかった暑さも峠を越したようで、涼しげな風とともにツクツク法師の声が聞こえてまいります。
 ようやく院試を終え戻ってきた4年生を加え、わが名工大はまた賑やかになりました。そんな中迎えた名市大との練習試合。秋の公式戦前の最後の試合で、なんとか結果をだそうと意気込む名工軍。先攻は名市大、後攻は名工大でいざ参らん。
 1回表:名工の先発は自由人リベロ中村。相手の1、2番を内野ゴロにしとめ、3番に四球を許すも、4番を三飛でうちとる。苦手な初回は0点できっちり抑える。(名市大0−名工大0)
 1回裏:名工初回の攻撃。リードオフマン狩野が四球を選んで、すかさず盗塁を決めると、悪送球の間に一気に三塁へ進む。そして次の2番森谷の遊ゴロの間にホームイン。あっさり先制点をとる。(名市0−名工1) 3番渡邉も四球で出塁し、相手の隙をつき盗塁。ここで不動の4番吉田怜登場。左中間を割る二塁打で2塁ランナーを返して、名工追加点。続く5番は滋賀の怪物吉田和。ライトに打ち上げてしまい、2塁走者吉田怜はタッチアップを試みたが余裕でアウト。勝負に挑んだのはよかったが、公式戦では無理をせず気をつけよう。ダブルプレーでチェンジ。(名市0−名工2)
 2回表:リベロは先頭の相手5番にライトへ抜ける鋭いゴロを打たれ、ノーアウト2塁。つづく6番にもライト前ヒットされ、ノーアウト1・3塁のピンチ。次の7番は二ゴロに打ち取り1アウト。しかし、8番にスクイズを決められ、1点を返される。2アウトで9番にファーストエラーで出塁を許すも、1番を二塁ゴロで終え、反撃を抑える。 (名市1−名工2)
 2回裏:先頭6番市川が四球で出塁すると、相手投手のボークで2塁へ。つづく7番谷村がセンター前ヒットでつないで、1・3塁のチャンス。ここで8番DH本多。その威圧感に誘われたのか、相手ピッチャーがワイルドピッチをしてしまい、1点追加。(名市1−名工3) ノーアウト3塁の場面で、本多はボールを見究め、四球で出塁。次の9番松本は三振で、1アウト1・3塁。つづく1番狩野のショートゴロを相手がエラーし、その間に谷村生還(名市1−名工4)。つづく森谷はセンター前ヒットでつないで、1アウト満塁の大チャンス。ここで3番渡邉は追い込まれながらも粘って、ライト前へうまく流し打ち。2人が還って1−6となり相手先発をノックアウト。1アウト1・3塁で4番の吉田怜。これまたセカンドのエラーで出塁し1点を追加する(名市1−名工7)。その後5番の吉田和は右中間へ弾き返し、2塁ランナーが一気に生還(名市1−名工8)。なおも1アウト1・3塁とし勢いにのりたい名工だが、つづく6番市川、7番谷村はフライアウト。それでもこの回一挙6得点。試合は一方的に見えた・・・。
 3回表:リベロは先頭2番に四球を与えてしまうが、後続を抑え、ライト谷村の好返球ダブルプレーもあって、無失点(名市1−名工8)。
 3回裏:相手ピッチャーも譲らず、この回は三者凡退で無得点(名市1−名工8)。
 4回表:ここでピッチャー交代で球良しこと飯吉。立ち上がり先頭に四球を許し、ファーストのエラーでノーアウト1・2塁。つづく8番にバントを決められ、1アウト2・3塁。そして、9番のショートゴロの間に1点を入れられるが、この1失点で切り抜ける(名市2−名工8)。
 4回裏:点を取られたら取り返す。負けじと名工の反撃。先頭の森谷が四球で出塁して、ワイルドピッチの間に二塁へ進む。つづく3番渡邉はショートフライに倒れ、4番吉田怜はセカンドゴロで進塁打。ここで5番吉田和は期待通りセンターへ転がして、1点をもぎとる。しかし、6番市川はPゴロでチェンジ(名市2−名工9)。
 5回表:飯吉は相手の2番にセンターゴロで出塁させられる。つづく3番を三振でしとめ、4番にもサードを抜かれて出塁され、1・3塁のピンチ。5番はショートゴロにうちとるも、6番にライトオーバーの三塁打を打たれ、2点を返される(名市4−名工9)。次の7番にもレフト前に打たれて、計3失点。それでも踏ん張り後続を打ち取る(名市5−名工9)。
 5回裏:先頭7番谷村のライト前ヒット、8番代わってでた飯吉のライト前ヒットで1・3塁とチャンスをつくる。次は9番代打として、打撃好調の加納は惜しくもレフトフライで1アウト。それでも、1番狩野がライトへタイムリーヒットで1点追加(名市5−名工10)。その後2番森谷のセカンドゴロの間に3塁ランナーが還る。つづく3番代打の高田は三振に倒れ得点は2点どまり。(名市5−名工11)。
 6回表:ここから名市の怒涛の追い上げが始まる。ここで投手交代でこの日ピッチャーデビューの吉田和が登板。先頭9番を歩かせ、自慢の豪腕で1、2番を打ち取るも、3番に四球、つづいて4番にライト前へ運ばれセカンドの送球ミスもあって1点を失う。が、次者は二フライアウトにして、難を逃れる(名市6−名工11)。
 6回裏:まだまだ点が欲しい名工だが、4・5・6番それぞれ、遊ゴロ・三振・三振で三者凡退に終わる(名市6−名工11)。
 7回表:滋賀の怪物の球威は増すばかり。しかし、コントロールが定まらず、先頭6番にライト前ヒットを許し、送りバント、レフト前ヒットで1アウト1・3塁のピンチを招くと、相手9番にセンターへの犠飛を打たれ1点をとられる。それでも、モンスターは後続を内野ゴロに抑えて最小失点で切り抜ける(名市7−名工11)。
 7回裏:じわりと迫る名市を突き放したい名工の攻撃。しかし、7番代打新山は遊ゴロ、8番飯吉は一ゴロ、9番加納も遊ゴロでまたもや三者凡退(名市7−名工11)。
 8回表:選手がガラリと変わり、活気づくベンチとは対照的に静まり返る守備陣。大丈夫かと不安が募るが、ここで名工不動のエース森谷がマウンドに。その立ち上がり。ガチガチのセカンドのエラーがあるも、その後3人をきっちり打ち取る(名市7−名工11)。
 8回裏:制限時間が迫ってきており、なんとか最後に点をいれたい名工のオフェンス。先頭の1番田口は選球眼を光らせ四球で出塁。つづく2番森谷は三フライで1アウト。次の3番茅野は鋭いライナーを打つもファーストの正面に。このとき1塁走者が飛び出してしまい、タッチアウトでダブルプレー。あっという間にチェンジ(名市7−名工11)。
 9回表:なんとか守りきりたい名工のディフェンス。先頭6番にレフト前に運ばれ、すかさず盗塁される。さらに次者にセンター前へヒットされ1・3塁といきなりピンチ。つづく8番をキャッチャーゴロで仕留めるも、9番にはショート強襲ヒットで1失点(名市8−名工11)。そして1番にはレフトへタイムリーを打たれ、さらにこのボールをレフトが後ろに逸らしてしまい、また2失点(名市10−名工11)。なおも1アウト3塁。1点もやりたくない状況であるが、ここでまさかのワイルドピッチでもう1点とられてしまう。土壇場で追いつかれる(名市11−名工11)。しかし、その後は心機一転して、内野ゴロ・三振で抑える。時間の都合上、ここでゲームセット。惜しくも白黒つけられず。
 全体の反省としては、守備に乱れが多すぎたこと。なぜか、途中交代で試合に出ている人よりも、出ていない人の方が威勢がよかったこと。これでは試合に出る意味がありません。今回、結果が良かった人、悪かった人、自分に気持ちで勝った人、負けた人、いろんな思いが人それぞれあると思いますが、全てはチームが勝つために自分ができることをやることに尽きます。リーグ戦まであと少しの間改めて考えましょう。その答えに正しい正しくないはありません。ただ、捨て身の覚悟で、精一杯の頑張りを他の人に行動で見せつけてやりましょう。まだまだ元気よく鳴くツクツク法師には負けていられません。"No pain, no gain!"
 さあ、名工軍出陣のときはもうすぐです。