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名前 守備 安打 打点
狩野 2−0
  本多 6ゥ→7 2−1
森谷 5−0
永尾 4−1
森川 2−0
渡邊 3−2
西本 3−0
谷村 4−2
田口 4−1
瀬戸口 4−1


名前 回数 被安 四死 奪三 失点 自責
森谷
4月24日 愛知教育大G


1 2 3 4 5 6 7 8 9
名工大
学泉大

戦評: 谷村 徳之

プロローグ
 4月24日日曜日,その日の朝,新山は千種グランドの駐車場にいた。少し早めの到着だったため愛車の旧式のどこか哀愁漂うナビのない愛車ワゴンRの車内でエメマン(微糖)を飲みながら,お気に入りの音楽へと耳を傾けていた。ふと気付くと集合時間,新山は車からすかさず降り挨拶をかます。そして荷物と西本,みなみちゃんを乗せて愛教大へと出発した。……気付くと迷っていいた。前方には最近運転に慣れてきた杢野車のみ,新山は付いて行くしかなかった。しかし杢野車はいきなり田んぼ道を走りだす。新山は気付いた…杢野車も迷っているのではないかと。このままでは遅刻をして本多に怒られる。そう思った新山は愛教への道を脳内シミュレートし,ついに杢野車とは違う道を選ぶ。もう無事に着くだろうと車内が安堵のため息をついた。しかし甘かった。ふとスマートフォンのナビをみる。西本は言った「あれ??なんか愛教から遠ざかってない!!」……逆そうだった。そのあとも付属高校の方に行ってしまったり…愛教大内をうろうろしたりいろいろとあった。結局杢野車は10分前に到着し,新山は10分遅れで到着した。本多には…なんとか怒られなかったのが幸いであった。……(by新山琢磨)

ってな事がありみんな心配していたが,学泉戦第1戦は無事に開始することが出来た。これはこれから起こる名工大の快進撃の始まりだったのかも…しれない。学泉の先発は以前からエースの都築君(嶋津君)。名工先攻でプレイボール。先頭の快速狩野は5球連続ファールで粘るが空振り三振に倒れる。その後森谷,永尾と簡単にフライを上げチェンジ。名工先発は大仏!?こと森谷。先頭を打ち取るが続く2番にカウント2−2からライト前へ運ばれる。しかしここで頼れる4年の森川G博史が盗塁をさし2アウト。続く3番にレフトオーバーの2ベースを浴びるが4番を打ち取りチェンジ。2回表先頭の森川は覇王色の覇気をまといフォアボールをもぎ取る。しかし続く渡辺,西本,谷村が倒れチェンジ。その裏エンジンのかかり出した森谷は7球という流行りのエコピッチングで相手を打ち取る。3,4回と名工は3人で簡単に打ち取られてしまう。負けじと森谷もヒットや盗塁をされるものの要所で牽制死やポップフライを打たせるなどで打ち取る。5回表先頭の渡辺がレフト前も放つも,続く6番西本がゲッツーに倒れ抑えられる。その裏森谷は相手の回をなんなく打ち取る。6回表狩野が膝の皿辺りに自打球をあて名工ベンチが凍りつく。相手も狩野があまりにも痛がるため動揺したのかデットボールを与える。狩野はその痛みをこらえ盗塁するが後続が打ち取られチェンジ。その裏激痛のため狩野がさがり代わりに本多が入る。(狩野はこのまま病院送りとなる。)ここで森谷が巧みに学泉打線を打ち取る。7回表狩野の痛みをこらえた盗塁に触発されてか名工打線が爆発する。先頭の永尾が倒れるも,まず森川は依然として覇気をまといフォアボール。続く5番渡辺が目の覚めるようなセンターオーバーを放ち待望の今季初先制点を奪う。続く西本はフォアボールを選ぶ。ここで相手のミスなどで渡辺がホームに帰り2点目を奪う。その後7番筆者の谷村は前日に買ったばかりの久しぶりに買ったばかりの永尾とおそろのお気に入りのバットを折りながらもセンター前へと運び1アウト1,2塁。続く9番田口が気合の相手のエラーを誘う辺りで1アウト満塁。ここでもう一人の頼れる満塁男こと4年の瀬戸口を迎える。瀬戸口は相手の前進守備の間を突く三遊間へのヒットを放ち2点を奪い4−0となる。1番本多がぽてんヒットを打つも2番森谷が倒れチェンジ。その裏森谷は今シーズン初めてのリードをもらい調子付き相手を簡単に打ち取る。8回表ノリノリの名工は先頭の永尾,覇気使いの森川が連続フォアボール,続く渡辺がきっちりバントでおくり1アウト2,3塁。6番西本がピッチャー前で3塁から突っ込んだ永尾がホームで刺されツーアウト2,3塁となる。ここで先ほどお気に入りのバットを折られむしゃくしゃしていた谷村はカウント2ボールからの3球目をフルスイング。打球は左中間を真っ二つにし2点を追加して6−0。さらに9番田口の大飛球は風にのり伸びて伸びてセンターオーバー7−0となる。その裏大量リードをもらった森谷は危なげなく4人で学泉を抑える。9回表先頭の本多が永尾の筆者とおそろのバットを真っ二つに砕く。永尾は頭を抱えていたのは言うまでもないが,実は前日一緒にバットを買いに行っていった筆者も頭を抱えていた。2アウトから悲しみくれる永尾が内野安打を放つもこの回は追加点を奪えずチェンジ。9回表森谷は顔色一つ変えづ焦る学泉打線を3人で打ち取りゲームセット。7−0で名工大は初勝利をあげる。  今回の試合は森谷の踏ん張りはもちろんのことだが,守備でエラーがなくかつ際どい所でナイスな守備がたたあったので流れを手繰り寄せ7回の猛攻につながったのだと思います。学泉は個々能力は名工大を上回っていると考えられますが勝つことが出来ました。これはここぞというときの球際での集中力を発揮できたことではないかと思います。守備からリズムを作り耐えることでかならずチャンスは回ってきます。そこで1本出す事が出来れば格上と言われるチームにも十分すぎるほど戦えます。もちろん個々のレベルアップは必要ですが,このことを頭に入れ3部に上がれるように頑張りましょう!!